肝硬変の初期症状

肝硬変の初期症状

肝臓は沈黙の臓器とも言われる、非常に自覚症状の少ない臓器です。自覚症状が少ないだけでなく、肝疾患の多くは症状が劇的に悪化することはありません。そのため、非常にトラブルに気づきにくい部分でもあります。さらに、肝硬変の患者の症状として定型があまりなく、発見はさらに遅れるようになります。痛みもなく、少し疲れ気味だなぁと思っているうちにかなり進行していることも少なくないのです。

 

肝硬変の患者に見られる代表的な症状としては、食欲不振やそれに伴う体重減少があります。胃腸や食道における消化や吸収の機能に異常が生じるからです。また、そのために疲労感が強く出てくるようになります。

 

やたら疲れやすい、だるいといった症状が見えてきたら要注意で、時には歩くのもイヤになります。そして、腹痛や下痢といった症状が現れます。これが進行すると、黄疸なども起こるようになります。

 

ある程度進行すると、右脇腹、つまり肝臓のある位置が痛むようになります。この症状が自覚でき、ある程度続くようであればかなり事態は深刻になりつつあると考えられます。また、意外にも肝硬変の初期症状の中には、鼻や歯茎からの出血もあります。これは血液凝固の機能が低下するために生じるもので、出血が止まりにくく、また繰り返される傾向があります。

 

一見肝臓の問題とは関係なさそうですが、男性の女性化や女性の男性化が見られるケースもあります。男性なのに乳房が出てきたり、女性の胸が小さくなってくることもあります。いずれの症状も、気づいたら早めに医療機関を受診することが大切です。